【2025第1回PJCS予選抜け構築71位/1750】猫2指2S無振り瞑想黒馬
こんにちは、ムトウです。今回は2025第1回PJCS予選を29-10で1750の71位で抜けたので構築記事にしました。
【構築経緯】
今回の予選では使える禁止伝説ポケモンの中から積み技+全体技で無駄な読み合いを放棄できるポケモンを使いたかった。候補は黒馬バドレックス、テラパゴス、カイオーガ、グラードン辺りだがテラパゴスは癖が強く予選で使いたくなかったので不採用。グラードンカイオーガは積んだ先での技外しがあまりにもくだらないため不採用。コーチング白馬バドレックスは動きや選出に柔軟性が足りないなと思ったので不採用。そのため癖がなく命中安定の黒馬バドレックスを選択した。
取り巻きには黒馬バドレックスが積む隙を作れるポケモンを採用した。
安全にめいそうを積むために、フレンドガード+このゆびとまれ持ちのピッピとこのゆびとまれ+がんじょう+サブアタッカー性能を買って岩オーガポンを採用。
ミライドンやカイオーガメタができてねこだましやとんぼがえり、グラススライダーによるスイープができる器用で強いゴリランダーを採用。
採用しない理由がなければ採用しないといけないほどパワーが高いウーラオスは当然採用。
最後に元々はペリッパーを起用していたがパワーが低すぎて晴れ構築にしかだせないのが気に入らなかった上、ペリッパー抜きでも晴れはなんとかなると判断したのでペリッパーではなく積む隙を作りやすいガオガエンを採用した。
【個体解説】
黒馬バドレックス(テラス:フェアリー)@たべのこし
特性:じんばいったい
性格:ひかえめ
実数値:207-×-110-220-128-171
努力値:252‐×‐76‐116‐60‐4
技構成:まもる/めいそう/ドレインキッス/アストラルビット
調整
H:252振り ドレインキッスの回復を無駄にしたくないので極振り
B:適当振り分け ダブルダメフレドガ込みA238白馬ブリラン(35.2%~42.0%)
C:最低臆病時の火力を確保しつつ11n
D:適当振り分け C217黒馬バドレックスのてだすけこだわりメガネゴーストテラスアストラルビット耐え、C217黒馬バドレックスのアストラルビット27.5%~32.8%、C222カイオーガの雨下こだわりメガネしおふき耐え(全てダブルダメでフレンドガード込みタイプ相性等倍時)
S:余り
基本的に全対面先発で投げてめいそうを積んで全抜きを狙う。
技やテラルタイプは特筆する点はない。
持ち物に関してはこのゆびとまれや壁を絡めて積んでいく黒馬バドレックス構築ではおんみつマントかたべのこしから選択だと思ってる。テラス後にねこだましで一々足を止められない上こごえるかぜやバークアウトも起点にすることができるおんみつマントかめいそうと単純に相性のいいたべのこしで今回はたべのこしを選択した。
予選という45戦しかない特殊な環境では追加効果による負け筋を潰してくれるおんみつマントのほうが心臓には優しいと思う。
フィールドの取り合い、天候の取り合い、まもるの読み合い、テラスタルの読み合い、S操作合戦、これらの要素は極力排除しないと雑多な相手と45戦しか対戦できないルールで安定して勝って120位以内を取るのは厳しいと思う。変なところから変な技飛んで来すぎ!
だから今回は命中安定で火力を出すのに複雑な条件がいらない全体技持ちの黒馬バドレックスを採用している。
努力値のS無振り(実際には余った4振ってるけどw)についてだが、この環境で黒馬バドレックスにSを振る場合基本最速にしなければSに振る利点がない。(と言いつつ最速オーガポン抜きまでSを伸ばすかは最後まで悩んだ)また最速にしたところでS操作技やこだわりスカーフブーストエナジー等で簡単にS関係がひっくり返ってしまうし、最速にする唯一にして最大の利点である対黒馬バドレックスは同速50%運ゲーである。あまりにも不毛。
Sに振らないことで困りかねないのは黒馬バドレックスミライドンコライドンパオジアンハバタクカミ辺りのポケモンだが、Sに一切振らないで耐久に回した黒馬バドレックスにフレンドガードやこのゆびとまれ、ねこだましがあるこの構築では上から攻撃ができないことで困ることがなかった。Sに振ろうが振らまいが最速でS実数値170以下のポケモンにはS操作されなければ抜けるしS操作されたら抜かれるのだ。
こうして「硬くて」「速くて」「火力の出る」黒馬バドレックスが誕生した。
初見殺しは全部初手で飛んできたので初手で怪しい匂い感じたらバンバンテラス切っていいです。どうせドレインキッスの威力をタイプ一致込みで90にするためどっかで黒馬バドレックスにテラス切ります。他のポケモンには基本テラスを切らないです。切って困るのは相手にどくタイプとはがねタイプがいた時だけです。不一致どく技不一致はがね技はもらってもたかが知れてます。痛いで済みます。テラス権を温存しようとして黒馬が致命的ダメージを食らうと負けに直結しかねないし、万が一倒れたら即負けです。
相手のノーマルテラスは大体めいそうを積んでいるうちに見るので、アストラルビットが無駄打ちになる場面がほとんどないのであまり気になりませんでした。予選では詰めで出てきた白馬バドレックスのノーマルテラスにだけ負けてしまったが…
めいそう+ドレインキッス+たべのこし+そもそもの耐久振りに加えてねこだましやこのゆびとまれ、いかくにグラスフィールド、フレンドガードあらゆる手段で黒馬バドレックスの体力を管理してめいそうとくろのいななきで黒馬バドレックスを強化して全抜きしましょう。
ピッピ(テラス:くさ)@しんかのきせき
特性:フレンドガード
性格:なまいき
実数値:177-×-96-×-99-36
努力値:252‐×‐220‐×‐36‐×
技構成:まもる/このゆびとまれ/てだすけ/おさきにどうぞ
調整
H:252振り
B:余り
D:C217黒馬バドレックスのこだわりメガネゴーストテラスアストラルビットのダブルダメージ耐え調整
S:最遅
積み技を使う黒馬バドレックスに最適な相棒ポケモン。
技はまもる、このゆびとまれは確定。残りは上記+アンコールやいやしのはどう、こごえるかぜ辺りから選択だが今回はリーチが伸びて相手を倒せるとそのままくろのいななきでの押し込みと相性の良いてだすけ、トリックルーム下で強く動けるおさきにどうぞを選択した。
基本的にまもるとこのゆびとまれしか押さないが残りの技も予選で有効に使ったので技はこれで正解だったと思う。
基本的にトリックルームが絡まなければ一番最後に動くこのポケモンが悠長に補助技打ってる暇ないです。
努力値は同速勝つ前提のとんでも黒馬バドレックスにいいようにやられるのが不快なため、C217黒馬バドレックスのこだわりメガネゴーストテラスアストラルビットのダブルダメージ耐えまでDを振ったが、そんな黒馬バドレックスいないし、その弊害で白馬バドレックスのダブルダメブリザードランスを2耐えしないのでもう少しBに寄せたほうがいい。
特性:いかく
性格:わんぱく
実数値:193-135-143-×-132-80
努力値:180‐×‐156‐×‐172‐×
調整
H:16n+1
B:11n適当
D:余り
これまためいそう黒馬バドレックスと相性がいいポケモン。
配分もこれといって特別意識したことはないし、テラスも持ち物もまあ珍しくないので特に書くことはない。
技に関してはほえるというあまり採用されない技を採用したので採用理由と使用感を書く。まず採用理由だがドブべトンメタである。ドーブルをウーラオスで倒したターンにほえるをベトベトンに打てばイージーウィンできると思った。
だが練習でも予選でもドブべトンとマッチングしなかったので本当に対策になるか確証はない。
しかし、練習でも予選でもめいそう黒馬バドレックスミラーやめいそうテラパゴス等めいそう合戦ではこの技1つで勝ちを決めたので採用してよかったとは思う。
ほえるの代わりにはたきおとすを切ったがこの構築では基本的に黒馬バドレックスがめいそうを積んで相手のポケモン4匹を倒すことを目的にしているためガオガエンがダメージを出せないで困ることはなかった。はたきおとす暇あったらすてゼリフ打ってゴリランダーかピッピを着地させて次ターンもねこだましを打てたりこのゆびとまれで黒馬バドレックスへの攻撃をいなせるほうが強いです。
ただ、おにびという命中不安定技を不採用にするという意味ではおにびをはたきおとすに変えてもいいかもしれない。予選の初日に3回おにび外してます。おにびなくても白馬バドレックスには十分勝てます。
技外しとかいうしょうもない要素で負けるのが嫌で黒馬バドレックスを採用したり、後述する岩オーガポンもパワーウィップを不採用にしているのにおにびを採用したのは美しくない。
ゴリランダー(テラス:ほのお)@とつげきチョッキ
特性:グラスメイカー
性格:いじっぱり
実数値:193-165-137-×-118-107
努力値:140‐36‐212‐×‐108‐12
技構成:ねこだまし/とんぼがえり/グラススライダー/ウッドハンマー
調整
H:16n+1
A:11nで超最低限のパワー
B:A172パオジアンのつららおとし確定耐え
D:余り
S:ミラー意識のお気持ち振り
このポケモンももちろんめいそう黒馬バドレックスと相性がいい。
ねこだまし、グラスメイカーによる黒馬バドレックスの場持ちの良さの向上に加えて対面操作技や先制技が打てる超器用なポケモンでありながらミライドンメタになるポケモン。黒馬バドレックスが比較的に苦手なカイオーガや単純に強い連撃ウーラオスにも強いです。ゴリランダー大好き!
技や持ち物、テラスタルは特筆すべき点はなし。
調整だがパオジアンをちょいちょい見るようになったのでパオジアンを意識した調整の個体を採用したが、対ミライドンや対カイオーガに出すのが基本なのでもっとDに寄せたほうが強いかなとも思ったり。しかも最近のパオジアンいじっぱり多いからこの調整だとパオジアンがいじっぱりだとつららおとし耐えません。
この構築ではやはりゴリランダーにも大して火力は求めてなかったので耐久振りは正解だったと思う。
特性:ふかしのこぶし
性格:いじっぱり
実数値:175-200-120-×-81-149
努力値:×‐252‐×‐×‐4‐252
技構成:アクアジェット/とんぼがえり/インファイト/すいりゅうれんだ
調整
A:特化
D:余り
S:252振り
めいそうで積んでいく黒馬バドレックスとの相性はまずまずといったところです。サポート性能が皆無であまり選出したくなかったので選出する際は相手の構築をよく見て考えて選出した。
特筆すべき点はない。ただの強いテンプレポケモン。アクアジェットは適当に変えていいかも。ただ基本すいりゅうれんだしか押さないが…
元々きあいのタスキで採用していた。しかし、練習段階であまりにもノーマルテラスの黒馬バドレックスが多かったので上から縛れるようこだわりスカーフに変更した。
オーガポン(テラス:いわ)@いしずえのめん
特性:がんじょう
性格:ようき
実数値:155-172-104-×-116-178
努力値:×‐252‐×‐×‐4‐252
技構成:ニードルガード/このゆびとまれ/ちょうはつ/つたこんぼう
調整
A:252振り
D:余り
S:最速
めいそうで積んでいく黒馬バドレックスとの相性がいいと思って採用したが実際の相性はあまりよくなかったポケモン。
がんじょうがあるので単体攻撃のみの相手なら雑に1ターン稼げるのが強いがその代わり1匹ポケモンを失ってしまう。ガオガエンを採用するまでは対ミライドン戦での詰めのこのゆびとまれ役、対白馬バドレックス戦では初手に出して連撃ウーラオスの雨下すいりゅうれんだを吸ったりモロバレルやイエッサンにちょうはつを打ってアドを稼いでいた。また対カイオーガでもがんじょうを活かして雑にカイオーガを削ったりトルネロスを落としたりしていたが、ガオガエンを採用してからはめっきり選出が減ってしまった。
なんだかんだ選出すると仕事はするので弱くはないし、おいかぜ+高火力全体技で雑に勝ちに来る相手には強い。だが対面ポケモンすぎて黒馬バドレックスの隣のポケモンを交換してサイクル戦を行うこのパーティにはしっくりこないポケモンだった。
この構築1番の改善ポイント。この枠はねこだましやこのゆびとまれなどサポート適性がありつつサイクルできるポケモンが好ましいと思われるのでテツノカイナやモロバレル、耐久振りオーガポン(水炎どちらでも)なんかが相性がよろしいかもしれない。
努力値は特筆すべき点はなし。
技は今回パワーウィップを不採用にしました。単純に欲しい場面があまりありませんでした。岩技が通る相手ならつたこんぼうを押すので、パワーウィップが欲しい場面は岩技半減か単純に草技が弱点のポケモンである。
岩技半減といえばウーラオスがパッと思いつくがこのポケモンの処理は確実にしないと負けます。ウーラオスの処理にはとてもじゃないが命中率85は押せません。ウーラオスはちょろちょろ見かける程度ではなく対戦すると十中八九います。オーガポンを選出するたびに絶対に外せないパワーウィップを押していたら予選抜けられるわけがありません。また、単に草技が弱点のカイオーガ等に対してもテラスタルや命中率を考慮するとやはり使いたいと思いませんでした。
そのためよりサポート性能を上げるためちょうはつを採用しました。
技選択はよかったですが、オーガポンを採用するなら耐久振りで水か炎オーガポンを採用すればよかったと思っています。正直考察不足。まあ水か炎ならウッドハンマーが採用できるのでちょうはつは採用しなかったかもしれないが…
【選出・立ち回り】
基本的にどんな構築相手でも黒馬バドレックス+ガオガエンかゴリランダーから入ってピッピを選出した際にはピッピは裏から投げていました。ピッピは先発で出しません。黒馬バドレックスの隣に出したポケモンをうまく交換して安全にバドレックスの技を押してあげてください。ただ耐久にがっつり振っているバドレックスであり、いかくやフレンドガードもあるのであえてバドレックスで受けてドレインキッスで回復する立ち回りも必要です。火力も最低限あるので素でアストラルビットを押して勝ち切る試合もあります。(滅多にないがこの場合黒馬バドレックスは後発)
構築相性ですが、基本的にはどの構築相手にも互角に戦えます。本来であればカイオーガ軸やテラパゴス軸は黒馬バドレックスは不利を取りますが、耐久振りでめいそうを採用しているので互角に戦えます。テラパゴスや黒馬バドレックスとのめいそうミラーではガオガエンのほえるが刺さります。ミライドン白馬バドレックスは基本有利です。晴れパやザマゼンタは五分。(ザマゼンタはノーマルテラスしんそくエンテイやカイリューがいると不利かも)明確にきついのは合体ヘイラッシャくらいです。予選ではTODしてました。
【総評】
正直今回の予選は出張と被ってしまいそもそも出るつもりはなかった。しかし、抜ける抜けないかかわらず出るだけ出たほうがいいと思ったので無理矢理ホテルWi-Fiで出た。そのため練習不足考察不足だったし、運悪く出張先で体調を崩したので予選を潜る前は抜けれたらラッキーくらいの気持ちだった。だが実際予選が始まると体調は死ぬほど悪かったが擦ってた構築だったのでプレイはよかったし、負けも運負けがだいぶ多かったのでこれは抜けられるだろうと思いがんばった。がんばってよかった!
割とよく見る黒馬バドレックス構築だし改善点もまあまああると思うが、予選抜けを考えると安定していてそこそこ完成度の高い構築だとは思ってるので参考になったら幸いです。予選お疲れ様でした!
【SVシーズン8最終12位/2033】疾風迅雷ガラルサンダー構築
こんにちは、ムトウです。今回はSVランクバトルシーズン8のダブルバトルでレート2033最終12位という結果を、環境でまず見ないガラルサンダーを軸にした構築で残せたので構築記事にしました。
色違いガラルサンダーがボックスで眠っているそこの君!使ってくれ!
【構築経緯】
ランクバトルのルールがレギュレーションDに移行されてから使えるようになったポケモンの中で、個人的に好きだったガラル3鳥を軸にしたパーティをそれぞれ作りたいと思っていた!なので今回はガラル3鳥のうちの1体のガラルサンダーを軸にパーティ作り開始。
ガラルサンダーを使う上で、せっかく準伝説ポケモンで種族値が高く火力耐久素早さが高くまとまっているのにインファイトやブレイブバードで耐久が下がるのが気に入らなかったので〇〇シードを持たせたアクロバット型を採用。
その中でも、持たせたシードを発動させるための展開役として一番パワーが高くガラルサンダーとも相性が良さげなゴリランダーを採用。
ガラルサンダーにビルドアップを採用したため、サンダーの体力管理をしたり、雑にS操作ができるクレセリアを採用。
ここまででカミイーユイやコータス絡めたトリル軸等がきついのでチョッキディンルーを採用。ガラルサンダーやクレセリアとも相性が良さげな上単体性能も高め。
残りの2枠は、ガラルサンダーの狩り残しをスイープできるポケモンで他にも何かしら役割の持てるポケモンを採用したかった。
そのため1枠はスカーフサーフゴーを採用した。スカーフサーフゴーは少し重めなハバタクカミを楽に処理できるのが採用時の理由。
ラストの1枠はスイーパーではないが、寿司をメタりたかったのとガラルサンダーのB上昇を無視してくる水ウーラオスに対してすいりゅうれんだを吸えるトリトドンを採用した。しかし、寿司に対してもクリアスモッグまで採用しないと対策として怪しい点。また、ウーラオスが選出画面に見えた際には選出しないとなんのために採用したのか分からないので選出せざるを得ないが、そのくせウーラオスの型が悪ウーラオスだったときに一方的にボコられがちな点が気に入らなかったのでトリトドンをクビにして寿司メタとして機能しつつスイーパーとしての性能も高めなイルカマンを採用。ウーラオスの処理はトリトドンを採用しようが何を採用しようが極端に楽になることもなかったし、先に採用した5体のポケモンがそれぞれウーラオスに一方的に不利をとるポケモンではなかったので思ったほど苦しくはなかった。
【個体解説】
ガラルサンダー(テラス:でんき)@グラスシード
特性:まけんき
性格:いじっぱり
実数値:193-166-122-×-129-121
努力値:220‐44‐92‐×‐148‐4
技構成:みきり/ビルドアップ/らいめいげり/アクロバット
調整
H:16n+1
A:11nベースで積み技持ちで偶数にしたかったので+1
BD:Bは上昇可能なのでD寄せ適当振り(B1段上昇でA特化ガチグマの根性空元気70.4~83.9)
S:余り
相手の構築次第では先発から投げていくが、基本的にはサーフゴーやディンルー、ゴリランダー等で荒したり盤面を整えてから投げる。体力管理が少々シビアなので脳死で先発で出したり、雑に後投げはしない。
今までよく見たシード型ポケモンは基本的にデバフに弱く、威嚇やバークアウトを食らうと引っ込めないと置物になるが引っ込めるとシードの能力上昇や軽業の発動が無効になってしまうという弱点があった。
しかし、ガラルサンダーは特性まけんきによってデバフ技に滅法強く、ステータスも満遍なく高いためグラスシードやビルドアップの能力上昇、クレセリアやディンルー、ゴリランダーのサポートも含めるとかなり場持ちがいい。この特性のおかげでディンルーやゴリランダーを使う上で目障りな威嚇をけん制できるのも大きい。
さらにはメインウェポンが両方命中100からの威力90からくる確定Bダウン技、ノーデメリットの威力110技と性能が破格であり格闘飛行という恐るべき技範囲を持つ。
弱みは、ハバタクカミやパオジアンにテラスを切らないと不利を取ること。また、調整の関係でイーユイやウーラオスにも若干不利なところ。一番キツいのがサーフゴーに打点を持っていないこと。まあ、やろうと思えば地団駄や地獄突きがあるが…
テラスタルに関しては元々はガチグマの空元気やカイリューの神速を透かせるし、パオジアンの不意打ちはビルドアップで択を作れるためゴーストを採用していたが強みを感じなかったのでゴーストからテラスタイプを変更したかった。
なので、せっかく公式配布の色違いガラルサンダーを持っているのだからでんきテラスさせないわけにはいかないでしょ!くらいの軽い気持ちででんきテラスを採用してみたらこれがかなり大当たりだった。オシャレだしね!
でんきテラスの強みは本来弱点の飛行や電気技が半減になること。この耐性変化が強くトルネロスやボルトロス、テツノカイナなんかも一方的にカモにできた。また、ランドロスが無理矢理飛行テラバーストで突破を図ってきたときにも刺さった。(飛行テラバースト持ちランドロスは大体拘りアイテム持ちなので試合の流れで判断できる)
実際に使ってみるまでただの玩具ポケモンかな?と思っていたので想像していたよりずっと強くて使っていてとても楽しかった。だいぶ雑に努力値を振ったのでもっともっと調整の余地があると思う。
クレセリア(テラス:フェアリー)@オボンのみ
特性:ふゆう
性格:おだやか
実数値:224-×‐146‐95‐176-105
努力値:228‐×‐124‐×‐156‐×
技構成:トリックルーム/みかづきのいのり/こごえるかぜ/ムーンフォース
調整
H:16n
B:余り
D:11n
パーティ内で誰と組み合わせても強いので基本的に毎試合選出していた。サンダーと並べて積みながら回復させてもいいし、ディンルーと並べることでイーユイ絡みの構築やコータス晴れパやイエアルマ等の構築をおいしくいただいてもいい。
努力値はカミイーユイに強くしたかったのでDベース。ただこいつもだいぶ雑に努力値を振ったので改良の余地あり。
オボンのみはカミイーユイ対クレセディンルーになった際、有利に働くかな?と思って持たせた。メンタルハーブやぼうじんゴーグルも強いがトリックルームに依存しきった構築ではないので採用を見送った。少なくとも腐ることはないのでまあ間違ってはなかったと思う。
クレセリアにテラスタルを切ることはまずないので、テラスタイプは雑にフェアリー。不意の悪ウーラオスに強く出れて嬉しいな!
クレセリアをしっかり使うのは今作が初だがとんでもないパワーを感じた。下手すりゃ弱体化前の過去作のクレセリアよりもテラスタル込みで考えるなら強いんじゃないか?と感じた。過去作では使ってないから使われてた側の感想だけど!
ゴリランダー(テラス:ほのお)@バンジのみ
特性:グラスメイカー
性格:いじっぱり
実数値:193-176-129-×-100-109
努力値:140‐116‐148‐×‐76‐28
技構成:ねこだまし/とんぼがえり/はたきおとす/ウッドハンマー
調整
H:16n+1
A:11n
B:A172パオジアンのアイススピナー確定耐え調整
D:余り
S:ミラーや無振りゴリランダー抜きヒードランに抜かれない程度にS振り
サンダーのグラスシードを発動させるための展開役として採用していたのであくまでサポーターくらいの感覚で使っていたらとんでもないパワーを秘めていたことが発覚したポケモン。(そらスペック高いしそこそこ強いだろうとは思っていたが、ここまで強いとは使うまでわからなかった)
選出に関してはこのポケモンは臨機応変に投げていくが、選出しない試合はまずなかった。サンダーと無理に並べなくてもいいので選出に余裕があります。
元々はたき落とすの枠は挑発を採用していてサーフゴーのスカーフトリックと合わせてガチクレセ構築のトリル展開を防ごうと思っていたが別にそこまでしなくてもどうとでもなったことと構築単位でサーフゴーが重くサーフゴーに何かしら打点が欲しかったのではたき落とすに変更した。
またウッドハンマーの枠も最初はドラムアタックを採用していたがドラムアタックでは倒したい相手を確実に倒しきれない上S関係を逆転させたところで、次のターンに引っ込められることが多くあまり思ったように機能しなかった。そのため、一撃重視のウッドハンマーに変更した。
調整は最低限Aは欲しかったので性格補正をかけて適当に、Bはパオジアンのアイススピナー耐えまで振ったが、Aを削ってつららおとし耐えまで伸ばしたほうがよかったと後悔している。
道具に関しては、とつげきチョッキをディンルーにオボンのみをクレセリアに取られているのでしぶしぶバンジのみに。バンジのみを持たせていたから勝った!という試合はなかったと思うのでオッカかヤチェかゴツゴツメットのほうが勝利に直結するかもしれない。パオジアンかイーユイ対面でテラスを切らずに動けるほうが強そう。
テラスタイプは無難にほのお。クレセリアと同じでこのポケモンにテラスタルを切ることはまずないので深く考えて選んだわけではないが、テラスタルを切ればまあ機能していたのでほのおでいいと思う。
強いのは間違いないが、急所の被弾率がやたら高く感じた割にトルネロスのこがらしあらしをゴリランダーが避けることは1回もなくイライラさせられた。
ゴリランダーというポケモンはかな~り好きなポケモンなのでDLCでグラススライダーが返ってくることに期待している!
イルカマン(テラス:みず)@しんぴのしずく
特性:マイティチェンジ
性格:いじっぱり
実数値:193-110-107-×-104-121
努力値:140‐76‐116‐×‐172‐4
技構成:まもる/くろいきり/ジェットパンチ/ウェーブタックル
調整
H:16n+1
A:フォルムチェンジ後11n調整(実数値209)
BD:適当振り
S:余り
技持ち物テラスとテンプレ通りなのでマジで書くことのないポケモン。今までイルカマンを使ったことがなかったので正直全く信用していなかった。そのため、基本的に対寿司構築にしか出さなかった。イルカマンを選出していなくても十分勝てたので下手に選出して負けるのを恐れてしまった…
調整は対寿司相手に確実にくろいきりを決めてほしかったので耐久寄せ。生きていたかどうかはわからんが選出した試合はすべて確実に活躍して勝利することができたので間違ってはいないと思う。この構築1番の改善点かもしれない。
サーフゴー(テラス:はがね)@こだわりスカーフ
特性:おうごんのからだ
性格:おくびょう
実数値:163-×-115‐185-111‐149
努力値:4‐×‐×‐252‐×‐252
技構成:トリック/10まんボルト/シャドーボール/ゴールドラッシュ
調整
H:余り
C:252振り
S:最速
こいつもテンプレ通りなのであんまり書くことのないポケモン。困って雑に採用したらなんかハマった奴。
構築経緯ではスイーパーとして採用したと述べたが、実際は先発で出して雑に荒して後続に繋げる形での活躍が多かったポケモン。対ガチクレセ相手にゴリランダーと先発で並べてねこだましとスカーフトリックでトリックルームを押されてもクレセリアの交代が確実に読める場面を作ってアドを稼いだり、パオカイやトルネウーラ相手に先発でゴリランダーと並べて戦わせていた。
ゴリランダーと並べているからかハバタクカミと初手でかち合った場面でスカーフを警戒されることは1回もなくスカーフゴールドラッシュはすべて通った。また、トリパのクレセリアに対するスカーフトリックもすべてうまく決まった。まあいきなりスカーフトリック読みをしてわるだくみを打たれて大惨事になるのを嫌った結果だと思う。ある程度使ったことのあるポケモンだし想定通りの活躍はしてくれたいいポケモン。
ディンルー(テラス:フェアリー)@とつげきチョッキ
特性:わざわいのうつわ
性格:いじっぱり
実数値:241-176-153-×-116-66
努力値:84‐236‐60‐×‐124‐4
技構成:いわなだれ/テラバースト/じだんだ/じしん
調整
H:16n+1
A:11n
BD:適当振り
S:余り
シードサンダーを採用→展開役にゴリランダー採用→回復兼S操作にクレセリア採用→浮いてるし特性面でもサンダーと相性がいいのでディンルー採用。といった形で採用したので当初はサンダーディンルーで並べたら面白くね?くらいしか考えてなかった。
ところがサンダーディンルーの組み合わせを狙って選出することは全くなく出すときはほぼ必ずクレセリアと並べて選出してクレセディンルーの形で選出していた。
クレセディンルーの強さは凄まじく、ガチグマのいないトリパやカミイーユイ等はすべて一方的に蹂躙できた上でトルネウーラやパオカイとのマッチアップでも不利を取らないのが偉かった。(環境にいるクレセリアにメンタルハーブ持ちが多くトルネロスから挑発があまり飛んでこなかったのもある)
あまりにもさいきのいのりとの相性が良すぎるし、ガラルサンダーを採用しているのでディンルーを使う際に厄介なランドロスがあまり選出されなかったのも活躍の要因だと思う。ディンルーで相手したことはなかったと思うが、クレセディンルーで選出する際に鬱陶しかったのはゴリランダー。テラスタルを切ってもたぶん撃ち負けるよね…
技に関してはクレセリアと並べたときに強さを発揮する地震、構築にゴリランダーがいるので地団駄、浮いているポケモンに対しての岩雪崩、最強の相性補完のフェアリーテラバースト。このディンルーにはトリル下で相手を倒してほしいのでカタストロフィは採用しなかった。
テラスタイプはフェアリーを採用した。最初はみずテラスでの運用だったがゴリランダーに対してあまりにも弱いこととウーラオスと対面した際テラスタルを切ったところでこちらから打点がなく結局苦しかったため、テラスタイプをフェアリーに変更してテラバーストでウーラオスに打点を持てるようにした。地面とフェアリーの相性補完ヤバすぎ!
レギュレーションDに入ってからガチグマやランドロスが解禁されディンルーの使用率はかなり落ちていたが、その強さは健在どころか今までほど警戒されていなかったっぽいので好き放題暴れられた。またみんながディンルーを警戒しだしたら使用感も変わるかも!ただ、自分が使っていた時はとんでもなく強かった!
【選出・立ち回り】
選出・立ち回りに関して大雑把に分けた軸ごとに軽く解説するつもりだが、1つのパーティに複数の軸が混ざっていることが多いのであくまでも目安にすぎません。(ガチクレセパオカイトルネウーラの欲張りセットみたいなやつ)
意識していたのはクレセディンルーを軸に選出するかサンダーを軸に選出するかを決めた後、どのタイミングで攻めに移るかを考えてポケモンを出す順番を決めます。寿司がいない時点で脳死でイルカマンの選出を切っていたのを少し後悔してます。
・ガチクレセ:微有利
ガラルサンダーを軸にして戦いましょう。ビルドアップを積まなくてもグラスシードさえ発動していれば根性空元気は1発は耐えます。ただビルドアップを1回は積まないとらいめいげりをガチグマに耐えられてしまいます。同様にヒードランも素のらいめいげりは1発は耐えてくるのでどこかで積めると後々楽です。ヒードランに草テラスを切られてもアクロバットがあるので打点には困りません。相手の初手がクレセリア+テツノカイナならガチグマの安着だけさせないように気を付けましょう。対面だけ見るならでんきテラスを切ればビルドアップの絶好の積みポイントです。とにかくサンダーを安全に動かすことと安易にガチグマに行動させないのが大事です。
・パオカイ:微不利
ガラルサンダーを出すなとは言いませんが軸にして戦うことは基本ないです。サーフゴーに鋼テラスを切って確実にダメージを与えたり、ゴリランダーの猫騙しを絡めてなんやかんやしましょう。パオカイが基本的に裏から最後に出てくることが多いのでその場その場の判断で立ち回ることが多いです。パオジアンがまもるやゴーストテラスするかもしれないことを意識しすぎて負けた試合がたくさんあるので苦手です。
・カミイーユイ:有利
クレセディンルーを軸にして跡形もなく吹き飛ばしましょう!もちろん相手の残りの4体次第では初手にクレセディンルーを必ず投げるわけではないが、よくいっしょにいるトルネロスやウーラオスと対面してもゲームが終わるわけではないので多少強気にクレセディンルーで選出しても構いません。
テラス択やサイドチェンジを意識してか脳死で片方に弱点技を集中させてくる相手は見たことないです。マジカルシャイン+ねっぷうは滅茶苦茶ありがたいので、トリックルームを貼った後みかづきのいのりでがっつり回復してわからせましょう。サイドチェンジやクレセリアのテラスタルを完全に無視した上で、火力UPシャドボ+火力UP悪の波動くらい無茶をしないとディンルー下のオボンのみクレセリアは落ちないので基本的のディンルーにテラスタルを切っていました。
・トルネウーラ:五分五分
ガラルサンダーを出すなとは言いませんが軸にして戦うことは基本ないです。サーフゴーゴリランダーで荒した後クレセリアとサンダーで詰めてました。ゴリランダーがいるかどうかで変わりますが相手にゴリランダーがいないならクレセディンルーで処理することもありました。雑に初手からサンダーを投げるようなことさえしなければどう初手だししても何かしらやりようがあります。
・レジドラゴサーフゴー:五分五分?
クレセディンルーを軸にするのが正しいと思う。サーフゴーの処理さえ間違えなければあとはトリル下のフェアリーテラスディンルーで勝てるはず…自信がないのは今年のJCSチャンプにある深夜計3回マッチしてしまい、3回ともボコボコにやられたからです…他の人には負けてないので構築が不利を取っているわけではないと思いたいです。
・壁鉄壁ボディプレヌメルゴン:有利
サンダーのビルドアップやらいめいげりとクレセリアのみかづきのいのりで1番最後にヌメルゴンを詰めるルートかサーフゴーのスカーフトリックでさっさとヌメルゴンを置物にするのが主なヌメルゴンの処理ルートです。どっちで処理するかは相手の残りの4体と相談しましょう。
・寿司:有利
イルカマンのくろいきりで寿司を置物にしましょう!最悪寿司が出てこなくてもイルカマン自体パワーのあるポケモンなので腐ることはないはず!寿司から不意の草テラバーストでイルカマンがくろいきりを打つ前に倒されるのを注意してクレセリアでS関係を逆転させるかゴリランダーのねこだましを絡めて安全にくろいきりを打ちたいところ!くろいきりさえ決まればサンダーが裏のポケモンをすべて一撃で沈められるラインまでビルドアップを積めます。カミイーユイ+寿司の場合はサンダーは出さずに、クレセリアとイルカマンから入って、イルカマン→ディンルーで両対応してました。寿司とは数えるくらいしか当たりませんでしたが全試合勝てたので対策を切らないでよかったと思ってます。
・コータス晴れトリルパ:有利
クレセディンルーを軸にして跡形もなく吹き飛ばせ!その2!ドレコーに対して、初手はみかづきのいのり+じしんを雑に振ってました。おさきにどうぞ+ふんかのダメージは痛いで済みます。またねむりごなを打たれたところでディンルーがフェアリーテラスさえしてしまえば対面にそこそこ余裕があるのでまあなんとかなります。全弾必中最遅確定ねむりごなは知らん!
・オオニューラ全般:有利
・威張る物真似ハーブ型
ガラルサンダーを軸にして戦いましょう。特に有利な軸です。相手はコンボを成立させるためにはボルトロスかトルネロスとオオニューラを並べる必要ががあるので、オオニューラを選出してくるなら初手に出てきます。そこにガラルサンダーとゴリランダーを初手に出してグラスシードを開幕発動させることで相手の物真似ハーブで攻撃でなく防御を上げてもらいます。
その後ガラルサンダーにテラスタルを切ることでボルトロスでもトルネロスでもサンダーに打点がなくなる上、オオニューラも素の状態だとBが一段上昇したガラルサンダーに対してろくな打点を持たないのでアクロバットで楽に処理してもいいし、ビルドアップを積みにいってもいいです。まあフェイタルクローの試行回数を稼がれたくなのでさっさと処理するほうが精神的に楽。適当なタイミングでゴリランダーをクレセリアに交代することでみかづきのいのりの状態回復で楽に立ち回れるようになります。最初のフェイタルクローでサンダーがいきなり眠っても割と楽に勝てたのでよほどのことがないと負けないはず!威張るをサンダーに撃ってくる奴は知らん!
・シード軽業型
威張る物真似ハーブを絡めたA2段上昇がないならゴリランダー以外は誰でもオオニューラを楽に相手できるはずなので、相手の裏の4匹を意識して選出しましょう。アルマイエッサンを絡めたシード型ならクレセディンルーで消し炭にできます。ゴリランダーを絡めたシード型ならサンダーがオオニューラにもゴリランダーにも有利です。
【総評】
マイナーポケモン軸の玩具構築のつもりで組んでいたら思っていたよりもずっと完成度の高い構築ができてびっくりしています。サンダーはともかくサンダー構築を組む際に見つけたクレセディンルーの強さは本物だと思います。この構築を一からブラッシュアップさせるならサンダーをクビにしてクレセディンルーを軸に構築を作るといいと思います。サンダーも決して弱いわけじゃないんだけどね。
十分勝てたので細かい努力値調整や技や持ち物、テラス等の変更などは、自分はあまりしなかったのでいくらでもあると思います。よかったら改良して使ってくださいな。
でんきテラスタル色違いガラルサンダー最強!
【ダイマなし全国ダブル】ムトウ式カメックススタン【うえーすカップ、ティーパーティ、ゆあさん杯1位】
はじめに
はじめまして、ムトウです。
今回ダイマなし全国ダブルの大会でうえーすカップ11-1の1634で1位、ティーパーティがBO3を4回行い4-0で1位、ゆあさん杯が10-0の1636で1位と個人的にかなり出来のいい構築が組めたので構築記事や経緯等書きます。
構築経緯
自分の一番好きなポケモンがカメックスなのでカメックスで勝ちたい
→カメックスを使う際、ねこだましあくび等サポート型か、からをやぶるしおふきの全抜きエース型かで今回は後者を選択
→からをやぶる隙を作れるほか殻を破ったカメックスに対するゴリランダーのグラススライダーを吸えるこのゆびトゲキッス
→カメックスで全抜きを狙う際に鬱陶しくなるレヒレ等水タイプに強く、ねこだましやグラスメイカーによるサポート性能およびカメックスの撃ち漏らしをカバーできるゴリランダー
→猫威嚇等サポート性能および相性保管に優れる汎用性の塊ガオガエン
→残りの2匹にカメックスが選出できないような構築に強く汎用性に優れるアーゴヨンとウーラオス(一撃の型)を採用し構築が完成
ポケモンとそれぞれの調整および持ち物は3大会1匹も弄っていません。
技はうえーすカップからティーパーティにかけて、トゲキッスのエアスラッシュからマジカルシャインへ、ガオガエンのDDラリアットから挑発へ変更しました。
ゆあさん杯はティーパーティから一切構築を弄ってません。
構築紹介
カメックス@しんぴのしずく 臆病CS252余りHの激流
まもる、からをやぶる、だくりゅう、しおふき
構築のエースであり相棒。
選出回数は多くないものの出した試合は必ず相手のパーティを崩壊させたポケモン。
からをやぶらないと火力がしょっぱい上、からをやぶっても体力が減ってるとパワーをフルに発揮できないので出す際は細心の注意を払いトゲキッスと同時に先発で出す。
トゲキッスではなくガエンやゴリラと出したことも、ちらほらあるが絶対先発で出していた。
技構成は採用理由のからをやぶるとしおふきにヘイトを買うのでまもる。
最後の一枠はれいとうビーム、ねっとう、ハイドロポンプ、だくりゅうからだくりゅうを選択。
殻を破ってBDが一段階ずつ下がってしまっても耐久値がほんとに絶妙にあるので生半可な先制技や全体技は耐えることができる上、激流圏内に入ることも多かったので激流込みだくりゅうでしおふきに近い高火力な全体技を出せたのが素晴らしかったのでだくりゅうを選択してよかったと思う。
頼むから追加効果発生率下げて命中上げてくれ。
努力値構成は臆病CSで最速にすることでからやぶ後最速レジエレキを抜けるようにはなるが先発で出す都合上レジエレキとうっかり対面した場合エレキネットがこのゆびとまれで吸えない関係でレジエレキ入りには基本出さなかったので控えめでもいいかも。
ただBO3のティーパーティでは3戦目レジエレキがいた上で選出したこともあったので悩ましいところ。
持ち物はしんぴのしずく深い採用理由はないけどほかに持たせたいものもないのでこれでよかったと思う。
トゲキッス@オボンのみ 穏やかH252B100D148余りCSの強運
構築の盾であり白い悪魔。
基本的にはカメックスを通す際に先発で同時に投げてこのゆびで技を吸ったり、あくびで嫌がらせしたりするポケモン。
ただカメックスを出さない試合でもゴリラ、アゴ、ウーラのどれかが強烈に刺さっていた場合などはそのポケモンと出すこともあった。
技構成は採用理由のこのゆびとまれとまもる、置物になりづらいあくび、うえーすカップではゴリランダー意識でエアスラッシュを採用していたがゴリランダーにエアスラッシュを打ちたい場面がなくマジカルシャインがないことに困る場面がちらほらあったのでマジカルシャインへ変更。あくびを警戒する人はおらずカメックスにヘイトを向けてカメックスにまもるを打たせて、あくびを打つ動きがめちゃくちゃ強かった。
努力値構成はかなりDに厚く割いた構成でここまで固めるとアーゴヨンの控えめC252いのちのたまヘドロばくだんを確定で耐えるほど固くなる。頭おかしい。
大会中でもアーゴヨンのヘドロばくだんとウーラオスのあんこくきょうだをオボン込みで両方吸って耐えていた。頭おかしい。
持ち物は少しでも場持ちを良くするためオボンのみ確定。
ゴリランダー@とつげきチョッキ 意地っ張りH140A252D108余りBSのグラスメイカー
ねこだまし、とんぼがえり、10まんばりき、グラススライダー
構築のバランサーであり剣盾で選んだ最初のポケモン。
選出回数がおそらくもっとも多く色んな場面でありとあらゆることをこなしてきた仕事人。ぶっちゃけウーラオスと同等レベルで強い。やばすぎ。
特に書きたいこともなくやることは猫蜻蛉の盤面操作グラスラでスイープ等いつものゴリラ。
技構成は採用理由のねこだまし、とんぼがえり、グラススライダーとガオガエンやアーゴヨンに打点となる10まんばりき。
技に関しても書きたいことないかも、ワンチャン10まんばりきをはたきおとすやばかぢからに変える選択肢がなくもないけどまあない。
努力値構成はA252振りしつつHは16n+1調整であまり偶数になるようDでさらに余ったものをBSに振り分け。
火力と耐久を両立してるのでフェアリー勢にかなり強く出られる。チョッキがあるからアーゴヨンの性格補正なしのいのちのたまヘドロばくだんは耐えることができる。
ちょろちょろいた雨に対してもかなり強く出られるのがいいね。
持ち物はとつげきチョッキを採用した。まもるやちょうはつ等補助技が欲しいならピンチベリーなんかもありかも。ただの勘だけどきせきのたねは弱いと思う。
ガオガエン@バンジのみ 慎重H236A4D140S52余りBのいかく
構築の潤滑油、アローラからの戦友
選出回数も多くなんでもできるポケモン。ゴリランダーにかなり強く上から一撃で落とされることもあまりない化け物。7世代から強かったが、このルールだとゴリランダーが強いのでガオガエンの苦手な水タイプや地面タイプが他の環境より強くなく、そのゴリランダーに強いので今まで以上に活き活きしているように感じる。なんなんだマジで。
技構成は特筆することがあるとすれば、禁伝が使えないので当然バドレックスがおらずそのために採用されていた悪技がいらないところくらいかも。
そのためうえーすカップでDDラリアットだった枠をちょうはつに変更したがトリックルームやモロバレルに強くなるため入れて正解だった。またすてゼリフを採用しているが上からちょうはつを打たれて下から交代ができず苦しんだことがあったのでとんぼがえりの採用も構築次第ではあり。
努力値構成は7世代のころよく使っていた型の流用。
無振りガエン抜き抜き抜き抜き抜き?くらいまでSを振っており、ガオガエン対面でSで負けたことはなかった。ザシアンがいないので物理方面はいかくで間に合ってると判断。そのためかなりDに厚くなっている。テッカグヤにメテオビームを打たれたことが何度かあったが1回も一撃で落ちることはなかった。(計算したら控えめC252C1段上昇メテオビームが6.2%の乱1)ただDに厚く振っているとはいえ化身ランドロスのいのちのたまちからずくだいちのちからは耐えないし、ウーラオスのすうりゅうれんだもきのみが発動せず一撃でやられたことがあったので調整の余地あり。
持ち物はバンジのみ。オボンもチョッキもほかに回してるし個人的にはピンチベリーが一番強いと思ってるので書くことなし。
アーゴヨン@いのちのたま 臆病CS252余りDのビーストブースト
ちょっとお茶目でエンターテイナーな準エース
カメックスを通しづらい電気草水に強く動けるのが噛み合っていてよかった。ポテンシャルもかなり高く、ビーストブーストでSが上がるので1体持っていくとなかなか止まらないインチキポケモンだった。BO3大会では何回戦かで3試合とも同速負けをし、最後の最後でりゅうせいぐんを躱したエンターテイナー。まあでもりゅうせいぐんを外したところは見たことなかったから許す!
技構成は特に言うことなし。
好みでかえんほうしゃからだいもんじに変更してもいいかも。今のところだいもんじじゃなきゃダメだと思った試合はない。りゅうせいぐんは命中に難ありだけど採用しない理由がないから致し方なし退路なし。
努力値構成も書くことなし。ただの最速CSそれ以上でもそれ以下でもない。
持ち物はいのちのたま。1回別のパーティできあいのたすきを使ったが当然火力不足だった。またこだわりめがねやこだわりスカーフはありかもだけど毒もドラゴンも無効にされることがあるから使いづらさが跳ね上がると思う。使ったことないけどたぶん弱い。
ウーラオス(一撃の型)@きあいのたすき 陽気AS252余りBのふかしのこぶし
まもる、ふいうち、あんこくきょうだ、インファイト
バカ
バカポケモン困ったら適当に出すだけでまあ強い強い。先発でねこだまし持ちと並べて無理矢理あんこくきょうだ通してもいいし、最後の詰めで出しても強い。しかも選出段階では一撃か連撃かわからない。メガリザードンから何を学んだんだ?フェアリータイプの攻撃をこちらは片方まもらせて片方交代で受けれるのに対して、こいつと不利対面取ったときにまもるで誤魔化せない以上1匹持っていかれかねない。
どうかしてるぜ!
技構成は言うことなし。
努力値構成もいうことなし。
持ち物もいうことなし。
なんなん?こいつ。でも好き!
選出
カメックスが通せそうなときの基本選出。
具体的には等倍以上の全体技が見られない場合とトリックルームが主軸ではないパーティ(トリル持ちが見えているくらいなら出すこともある)
カメックストゲキッスを並べて積んだ後、裏にねこだまし持ちが2匹控えている強力な布陣。エルフーンやトルネロス等追い風絡めたS操作には2回からをやぶることで対応可能。ぶっちゃけ安全に積めれば裏のねこだまし持ちやトゲキッスを絡めてごり押しが効くのでゴリランダーやレヒレはそこまでキツくはない。
その他の選出はそのときそのときで臨機応変に変えていた。
猫ウーラで押し切るのか、雨のようなゴリラやアゴが刺さってるパーティで刺さってるポケモンを通すためのトゲキッス+刺さってるポケモン、トリックルームに対してちょうはつを持ったガオガエン+トリックルーム始動ポケモンに比較的強いウーラオス等色々変えていた。
最後に
ここまで読んでくださってありがとうございました!
構築記事をがっつり書いたのが初めてなので見様見真似で書きました!
このルールは自分が色々遊んできたポケモン対戦のルールで下手すりゃ一番楽しめたルールですが、たぶんSVが発売されたら誰もやらなくなるでしょう。
正直自分がここまで勝ててるのはこのルールで遊んでる人が少ないのが大きいとは思ってます。
みんなやろう!
この記事を読んだ人の中に1人でもこのルールに興味を持った方が居たら幸いです。
このルールの仲間大会をわざわざ開いてくださっている方には感謝しています。
自分も近々プレシャスボール入りのポケモンを景品にしてこのルールの仲間大会を開こうと思っているのでよかったらぜひ参加してください。
質問あればTwitter(@Mutou610poke)まで
ポケモン 2018jcs最高1736カメックス軸パ
はじめまして!どうもムトウです!
今回2018jcsにて22戦勝率95%で1736を達成するも調子に乗って爆死したのが悔しいのでブログを始めることにしましたw
[パーティ紹介]
特性 げきりゅう 性格 ひかえめ
努力値 cs極振りあまりh
技構成
*まもる*れいとうビーム
*あくのはどう*しおふき
一言紹介☆パーティのエースであり我が相棒
ラティアス@オボンのみ
特性 ふゆう性格 おくびょう
努力値 hs極振りあまりc
技構成
*おいかぜ*あまごい
*こごえるかぜ*サイコキネシス
一言紹介☆おいかぜ要因その1
ガオガエン@バンジのみ
特性 いかく 性格 しんちょう
努力値 h236 a4 b36 d140 s92
技構成
*ねこだまし*とんぼがえり
*はたきおとす*フレアドライブ
一言紹介☆パーティの潤滑油
特性 ばけのかわ性格 いじっぱり
努力値 h84 a252 b4 d116 s52
技構成
*まもる*つるぎのまい
*シャドークロー*じゃれつく
一言紹介☆パーティ内の遊撃手
カプ・コケコ@デンキz
特性 エレキメイカー性格 ひかえめ
努力値 h4 b4 c252 d12 s236
技構成
*まもる*ちょうはつ
*エレキネット*10まんボルト
一言紹介☆最強のベンチウォーマー
カミツルギ@フィラのみ
特性 ビーストブースト性格 しんちょう
努力値 h164 d252 s92
技構成
*まもる*おいかぜ
一言紹介☆おいかぜ要因その2
簡単な立ち回りのみ今回は紹介させていただきます。
おいかぜでs操作!
あまごい+しおふき!!!
相手は死ぬ‼︎‼︎
ですねw
基本はカメックスのしおふきを通すことなのでその障害となるポケモンを他のポケモンでうまくカメックスのしおふき圏内に入れるのを意識しつつ選出し立ち回ります。
選出はゲンガー軸以外はラティアスorカミツルギ+ミミッキュorガオガエンでカメックスは死に出しかガオガエンの後攻とんぼがえりから無償降臨を狙っていくのが基本です。
ゲンガー軸に対しては基本はガオガエン+カメックスで後続にミミッキュ+ラティアスorカミツルギで上手く立ち回ります。
立ち回りや選出などの質問はコメント欄かツイッター@Mutou610pokeへお願いします。